健診を受診された方には、結果報告書(健康診断結果のお知らせ)が届きます。その内容を熟読し正しい理解をすることが必要です。
判定には厳密な規定があるわけではありません。各種の検査結果、過去の検査結果などから総合的に判断されます。その為、同じ検査値・検査結果でも前回と判定が違ったり、他の人と判定が違う事もあります。
| A | 今のところは異常がない状態です。 |
| B | わずかに基準値外ですが、日常生活には問題がなく、食事や生活上の制限は何もありません。心配ない状態です。 |
| C | 軽い異常はありますが、日常生活に気をつけたり、その項目が改善するよう生活習慣を改善すれば問題はありません。 |
| D1 D2 |
やや異常があります。異常の程度が現時点ではひどくありませんが、将来問題が生じる可能性が否定できない為、間隔をおいて検査をし、状態の変化をみる必要があります。(D1…1年後・D2…6ヶ月後)指摘された事柄について自分自身で意識を持って生活をし、改善するよう努力が必要です。すぐ受診の必要はありませんが、気になるようであれば、医師に相談して下さい。 |
| E | 検査の時点で、明らかに専門医の診察・治療が必要な状態であることを意味します。なるべく早く受診が必要です。 |
| F | 問診上、治療中と記入された場合はこの判定になります。 |
| G | もう一段階詳しい検査を追加して行い、状態を確認した方がよい、ということです。 |
| H | 検査時の体調や検査の条件・及び検体量が検査に適していなかった為、きちんとした検査が出来なかった場合の判定です。近いうちに同じ検査を受けて、きちんとした判定を受けて下さい。 |
| I | 検体量が不足したり、妊娠中の為、検査の判定ができなかった場合です。 |
今回の健康診断の結果の中で、一番重い結果が記入してあります。「項目別の判定」をよく読んで頂き、どの項目について記入してあるかを確認して下さい。
「項目別の判定」や問診票上、生活習慣の改善が必要な場合に、改善して頂きたい事柄を記入しています。よく読んで、自分の生活に取り入れるよう努めて下さい。
| 標準体重(Kg) | 身長(m)×身長(m)×22 | |
| BMI | 体重(Kg)÷{身長(m)×身長(m)}BMI=22として標準体重を算出しています。 | |
| 血圧 | 血圧は血流の流れにより、血管にかかる圧力を示します。運動や精神的緊張、過労、睡眠不足などで変動しやすいものですので、自分の普段の血圧を知っておきましょう。 | |
| 検尿 | 尿蛋白、尿潜血 | 腎臓や尿管、膀胱などの病気で陽性になりますが、激しい運動や高熱などで一時的に陽性になることもあります。女性の場合は生理中・その前後でも陽性になることがあります。 |
| 尿糖 | 糖尿病等の場合、陽性になる事があります。 | |
| ウロビリノーゲン | 健康な方でもわずかに陽性にでます。肝障害や胆道の閉塞の場合、異常が出ます。 | |
| 胸部X線 | 肺結核の有無・気管支拡張症・胸膜炎・肺がんなどの肺の病気や心臓の大きさ、大動脈の硬化の具合などを診断します。 | |
| 胃部X線 | 胃潰瘍、ポリープ、胃がん、十二指腸潰瘍などの発見に役立ちます。 | |
| 心電図 | 心臓は収縮によって弱い電流が発生します。それを記録したものが心電図です。それにより不整脈,心筋の異常、心臓肥大、冠状動脈の異常の有無がわかります。 | |
| 眼底 | 眼球の網膜とその血管などを検査することにより、眼の疾患、高血圧症、動脈硬化症、糖尿病の病状などを判定します。 | |
| 超音波(腹部) | 人の耳に聞こえない周波数の音波を体に発信してその反射波により体の中の状態をしらべるものです。 胆嚢・肝臓・腎臓・脾臓・膵臓などを調べます。 |
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| 便潜血 | 消化管からの出血の有無を調べる検査で、一般に大腸がんやポリープ、痔の出血などで陽性になります。陽性の場合、精密検査が必要です。 | |
■血液検査項目について
| 貧血 | 赤血球数 | 赤血球の数の指標です。少ない時は貧血、多い時は多血症が疑われます。 |
| 血色素量 | 赤血球に含まれる色素で、この色素は体に酸素を運んでいます。少ない時は貧血、多い時は多血症が疑われます。 | |
| ヘマトクリット値 | 血液中に含まれる赤血球の割合です。 | |
| 尿酸 | 細胞中のプリン体の代謝産物で、腎臓から排泄されるものです。血液中に多くなると関節や腎臓に結晶が沈着して、痛風とよばれる病気(痛風発作やや腎障害)の原因になります。 | |
| 白血球数 | 体内に侵入した細菌などから体を守る細胞で、体内に感染があると増加します。突然多くなった時や少なくなった時は精密検査が必要です。 | |
| 脂質 | LDLコレステロール(悪玉) | コレステロールは細胞膜等をつくる重要な成分ですが、LDLコレステロールが多すぎると動脈の内壁にしみこんで動脈硬化をすすめます。 |
| HDLコレステロール(善玉) | 末梢の血管に沈着したコレステロールを肝臓に持ちかえる働きをします。少ない時は動脈硬化の原因になります。 | |
| 中性脂肪 | 血液中に含まれる脂肪分で動脈硬化に関係があります。 | |
| 肝機能 | GOT(AST) | 心臓・肝臓・骨格筋・腎臓に多く含まれている酵素です。 |
| GPT(ALT) | 特に肝臓障害に敏感に反応して増える酵素です。 | |
| γ―GTP | 肝臓・胆道に障害があると増加します。特にアルコールや薬の影響に関係が深いものです。 | |
| ZTT | 肝臓障害、慢性感染症、膠質反応の場合に上昇します。 | |
| 糖代謝 | グルコース | 体のエネルギー源となっているもので、高値の場合は糖尿病を疑います。 |
| ヘモグロビンA1c | 2ヶ月ほど前からの平均的な血糖値を反映します。高い時は糖尿病を疑います。(但し貧血の方は低くでる場合があります) | |
| 腎機能 | 尿素窒素 | 腎臓から排泄される老廃物の一種です。腎障害や脱水などで上昇します。 |
| 蛋白分析 | 総蛋白 | 血清中の蛋白質の分量で体の栄養状態の指標となります。 |